シリーズベンチャーズとロコン、報道広報で業務提携 AIツールで記者を選定
東南圏のアクセラレーターとUNIST発の学生企業が協力

韓国南東部(東南圏)に特化したアクセラレーター、シリーズベンチャーズ(Series Ventures、代表=パク・ジュンサン、クァク・ソンウク)と、蔚山科学技術院(UNIST)に入居するロコン(Locon、代表=ホン・ギョンウォン)は9月8日、釜山市南区のシリーズベンチャーズ釜山オフィスで、報道広報分野の業務提携を結んだ。
提携は、ロコンのAIによるプレスリリース作成・記者マッチングサービス「neta(neta-ai.com)」を使い、シリーズベンチャーズと同社の投資先企業の報道広報の体制を強化することを目的としている。
創業初期のスタートアップは人員が製品開発と資金調達に集中し、広報の専任者を置きにくい。プレスリリースを書いても、どの媒体のどの記者に送るべきかを判断するデータがなく、配信の段階で広報の成果に差が出る、というのが業界の声だという。
両社は提携に基づき、netaを用いた投資先企業のプレスリリース作成と報道機関への配信支援、シリーズベンチャーズのファンド組成や投資実行、プログラム運営といった自社の情報に関する広報支援、記者データベースに基づく媒体・記者のマッチングと取材のつなぎ込みで協力する。
シリーズベンチャーズのパク・ジュンサン、クァク・ソンウク両共同代表は「優れた技術と事業モデルを持つ初期段階の企業が、知られないまま機会を逃す例を何度も見てきた」と述べ、「今回の提携で、投資先企業が資金調達や事業拡大の過程で必要となる市場での認知を得られるよう、実質的に支援していく」と話した。
ロコンのホン・ギョンウォン代表は「netaは、広報担当者がいない企業でも自社の話を適切な媒体と記者に届けられるようにする道具だ」とし、「東南圏の起業生態系をけん引してきたシリーズベンチャーズと協力し、地域スタートアップのメディア露出を増やす先例をつくる」と述べた。
シリーズベンチャーズは東南圏を代表するアクセラレーターで、これまでに約80社へ総額250億ウォンを投資している。ディープテックや海外展開を志向する東南圏のスタートアップの発掘と育成に取り組んでいる。
ロコンは蔚山科学技術院(UNIST)の学生発ベンチャーで、学内の産学協力館に本社を置く。企業や個人の個性をデータ化し、それを使ったAIソリューションを開発している。記事データの分析に基づく記者マッチングサービス「neta」のほか、企業の判断基準や文体を学習させ、AIの生成物を企業自身の声に整えるブランドボイスサービス「SONA」などを手がけている。
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